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今月の独り言

 

∽∽∽  B 58 本音と建前  ∽∽∽



うらはらな行動


最近耳にする犯罪の多くに、この「うらはらな」という言葉が当てはまる気がします。

教師が痴漢行為をする、警官がよっぱらい運転でひき逃げをする、

お堅い職業の人ほど公にされてしまうということはあるにしろ、

これは人間の性(さが)というものなのでしょうか。


心の中の禁止令が強く働けば働くほど、その行為に引かれてしまう、レッドボタンのようなもの。

真っ白い部屋でたったひとつの赤いボタンに「押してはいけない」と書いてあると、

人間押してしまうそうです。

そこに嫌でもひきつけられてしまうのでしょう。


現代病でもあるうつ病は、まじめ人ほど罹りやすいと言います。

自分の中の禁止令が強い人ほど、

気づかないところでストレスを溜め込んで、発散できず、

そのボタンを押すか、感じないようにしようとするのでしょう。


58番ブルー/ピンクには、タロットでソードの7が当てられています。

兵士達が休むテントから、戦いの道具を盗み出そうとしている男が描かれています。

テントの中の仲間たちは、裏切りに気づかすぐっすりと寝込んでいます。

男はおどけた格好に、衝動を表す赤い靴を履き、顔と足の向く先が逆になっています。

これを本音と建前、言っていることと、やっていることの違いを表す意味と解釈するとどうでしょうか。


ブルーとピンクは、元は「青と赤」で「精神と肉体」など二元性の象徴の色でもあります。

本当はピンクなのにブルーで生きているとも言えます。

それは目的を達成する為に必要とされた変化なのかもしれませんが、

極が働けば、葛藤を起こすこともあります。


例に出していいのか分かりませんが、

今回の覚せい剤問題で起訴された女優さんは、

周知の清純なイメージとまるで正反対の自分を持っていたのかもしれません。

人間はどこかで作られた自分から逃げたい時もあると思います。

しかしよく考えてみれば、本当に創られた自分なのでしょうか。

人間はどこかその風貌にその人自身を著しています。

周囲から社会から求められている自分も、また自分なのです。

それをパッケージと称してもいいのですが、

特に社会的にそれを利用している(肩書きとして)人は、それになりきらなければならないのでしょう。

それが出来ないくらい苦しいのなら、その役をできるだけ早く降りることです。

それをしない、できないというのなら、それが本当の自分の70%なのです。

それが自分の使命、この世の目的と思えることができれば、

あるいはそういう瞬間があれば、

それを大切に生きていくことが必要なのでしょう。





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