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今月の独り言
私らしく生きる
∽∽∽ターコイズの壁 ∽∽∽
ある記者会見で、
「私は完璧な人間ではありません。」
こう言ったダイアナ妃の言葉が印象的でした。
人は二つの自分があってこそ、その統合の為にこの人生を選んだのだといわれています。
心に葛藤を抱える人は、
いい人でいなければならない、こうしなければいけないという、
子供の頃からの他人の鋳型にはめ込まれ、自分自身をコントロールし、
ありもしない人間の完璧な姿に臨もうとするのです。
けれど私達には、生まれ持った特性と可能性が備わっており、
それは変えることのできないその人の色なのです。
それを無理やり変えようとすることは、
真の自己との葛藤となり、より人生を複雑にさせてしまう要因ともなるのです。
しかし、認めたくない自分、受け入れたくない現実など、
次から次へと意識と無意識の中で葛藤は繰り返されます。
また排除したいものを手放そう、
消し去ろうすればするほど、
私たちの本能は無意識にそれらへの要求をより強くします。
いっぱいに膨らんだ風船を小さい器にさらに押し込んでも、
その反動で飛び出してきてしまうのと同じように、
私たちの否定的なものを無意識に閉じ込めたとしても、
その問題を正当に理解した上でなければ、受け入れる無意識の器は広がらないのです。
その本能との葛藤がさらに人間を難しくもし、
かつ成長させてくれるものだと気付くことが必要なのかもしれません。
これらと戦っていくうちに、自分を鋳型にはめ込むのをあきらめ、
執着しているありもしない人間への理想を手放していくと、
今の私でもいいのではないかという境地になるのではないでしょうか。
「これが私」 と真の自分の姿を認められるようになり、
自分の中のマイナスの要因と思っているものの表現の仕方を学んでいくことが、
それを受け入れていく方法にもなるのです。
世の中で成功している人の多くには
自分のマイナス面を弱点や欠点と捕らえずに、
逆にそれを生かす工夫をしているように思えます。
自分にはないものと思いこんでいるものに囚われて、
それを他人の中に見出そうとしたり、
自分の中にある、認めがたい自分を他人の中に投影している限り、
自分らしく自由なマインドで生きることは難しそうです。
それは自分の理想を相手に押しつけ、
こうあってほしいと自分が望むことを相手に望んでいることになるのです。
しかし相手も一人の個性を持った人間であり、常に期待に答えることは難しいでしょう。
しかしながら、このような自分という人間に
常に疑問を投げかけて葛藤がある人こそ、
現世での成長が見込める人間なんだと、勇気をもって生きましょう。
人と違うことは、悪いことではなく、それが個性というものなのです。
そう学べるようになった時、
ないものを求め、苦悶するより、
今ある現実の自分に向き合い、
求めるものの像は自分の中にあるのだと気づく時が来るのです。
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